こんにちは。
なぜか急に 週刊誌やTVなどで遅延型アレルギーが取り上げられているようです。
食べてすぐに唇があれたり、かゆみやじんましんがでるとか
花粉やハウスダストなどを吸って そのあとくしゃみや鼻水、目のかゆみがでるものは
一般的にアレルギーといわれているのはIgE,即時型です。
それと比べて、ゆっくり反応が出るものを遅延型IgGアレルギーといいます。
かゆみや、アトピー性皮膚炎などの原因にもなりますが
遅延型アレルギー(IgG)は、その症状が肩こりや眠気、だるさや関節痛など
多様であるうえ、食べてから24時間から数日後以降に症状が出ることがあり、原因を特定することが困難です。
Ig G検査では、96項目にもおよぶ食品アレルギー項目を採血で検査し、
アレルギーとなる原因食品を見つけます。
慢性疲労や低血糖症は、IgGアレルギーの原因となる食べ物を除去することで
症状改善の手助けとなります。
慢性疲労症候群 低血糖 頭痛 気分障害
過敏性腸炎(慢性的な下痢や便秘) ニキビ
摂食障害 うつ 産後うつ 冷え性 じんましん 関節痛
アトピー性皮膚炎 糖尿病 不眠症 肥満
気管支喘息 発疹 消化器系障害 多動
繰り返す中耳炎 慢性関節リウマチなどの膠原病
などの原因につながるといわれています。
IgG陽性の食材は、その重症度により3~ 6か月除去します。
あわせて腸管を大切にするために、乳酸菌などを使うこともあります。
普通に採血だけをする検査です。
食事や、採血時間は問いません。
日本で行われていない検査のため、費用と時間が若干かかります。
大抵のクリニックで3万円前後、結果が出るのに2-3週間前後です。
それと、ステロイド剤(内服・吸入・点鼻・塗り薬など)を使用している場合は
事前に相談してください。
当院で取り入れてから数年たち、何百人か?検査しましたが
「原因不明の難病」「どこを調べてもなんでもないけど身体が痛い」
などの訴えがある患者さんの多くに
このIgG遅延型食事アレルギーがあります。
たとえば お腹に良いからと365日ヨーグルトを摂るとか
私もよく言い続けてきた「糖質を控えるために、おやつにチーズや卵やナッツ類、豆腐」も
高血糖予防、低血糖予防にはいいのですが
それでも毎日同じものを摂るとアレルギーをおこすことになるので
たべるものを交互にする「フードローテーション」を行った方がいいと思います。
つまり、同じものを食べない日も必要なのです。
もともと 精製糖質、着色料、保存料などなどで腸内環境が弱っている方が
同じものを食べ続けるとなりやすいのかもしれません。
超元気で お腹も丈夫で という方に懇願して検査をしていただいたことがありますが
(健康な方でやってくれることは少ないので)
やはり 結果もきれいでした。
症状と原因は比例するということでしょうか。
除去食って難しいことも多いのですが
不定愁訴や 症状が改善されるのをみていると
ぜひとも頑張ってほしいと思います。
ではまた。
IgG(遅延型)アレルギー

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