お寒うございます。
風邪が流行ってまいりましたね。
風邪といえば・・・
「風邪ひいたので 抗生剤ください」
という方が今でも結構いらっしゃいますが・・・・・・・・
必要な時と必要でないときと あるのです
なぜなら風邪は
すべてが菌のしわざではないのです
しわざのときもありますがウィルスの時が多いのです。
菌 VS ウィルス です。
違うものなのです!!!
菌には効くけど(耐性菌があるけれど)
ウィルスには効かない。
出身の医局 呼吸器アレルギー内科で
不必要な抗生剤の投与はよくない
と
よく 研修医のころ
患者さんの 痰にある菌の染色をしたり
(何の菌か判断するため)
白血球数やCRPなどの炎症所見、
全身状態をみたりしてからきちんと 抗生剤は投与するように
と教わりましたし
それが 身についています
開業の立場になって
さらに そう思います
けっこう患者さんのみなさん抗生剤飲んでて!!
皮膚疾患で 10年
耳で数年
え?10年???
いや、大切な薬です 抗生剤は。
人の命が どれだけ 救われたか。
だから
菌 の関与のために
的確に 使うべきではないでしょうか。
うちでは
「治る気がするからください」って言われることが
大学と違って 結構多いです。
気がするって・・・
わたしも 肺炎や 膀胱炎 腎炎
菌の関与の時は使います
気管支炎なども
でも・・・
でも「抗生剤を飲まないと治る気がしない」というのは・・・
それを説得するべきなのか
「○○先生はすぐくれるのに ここはなんでくれないの!」
と逆切れされると
どうなのでしょう・・・・・・・・
予防投与という話
2次感染の予防の話。
今現実起きている 耐性菌の話。
病院ででる 効く薬=抗生剤 解熱剤
だからでしょうか?
でも しつこいけれど
ウィルスには抗生剤は効きません
菌にはききます
薬の効果を高めるためにも
きちんとタンパク質は摂取しましょう!
風邪の予防にも!!!
低たんぱく 低コレステロールでは
風邪にもかかりやすいし 咳もこじらせてしまう傾向にあります。
ではまた。