摂食障害②

こんにちは。

 

今自分が 手にしているものや生活が
当たり前だと
そのありがたみに気がつかないことがあります。

 

ある患者さんは骨折をして初めて
自分でおトイレに行けて パンツを下せるありがたみに気がつき

右手を負傷した方は 字が書け お箸が持てるありがたみを感じ

口が開かなくなった方は
人がハンバーガーをかじるのを見て なんて幸せなことと思い・・・

寝不足の場合は 眠れるって幸せと思い・・・

すすることができなくなった方が
お蕎麦を思い切り食べられたころは幸せだと・・・

 

 

 

人の幸せや健康は 十人十色ですが、

 

 

今 いっぱい いっぱいの方が
いつか、息が吸えて 脈が打っててよかったと

もし 思っていただけたら いいなと思います。

 

 

そのひとつで、食べられてよかったと思えたら。

 

 

 

 

摂食障害の方は
あんまり人に言いたくない
でも やめたいというお気持ちがあることが多いです。

 

 

恥ずかしいことではないですから。

 

摂食障害の
多くの患者さんに必要なのは 理解者と思います。

 

好きでやっているわけではないこと、
どうにも止められないこと

一般的に なんでそんなことやるの?と理解されていないからです。

意味わからない、と。

 

やめたいけどやめられない
どうせ、誰にもわからんだろう という思いの裏には

出来れば救われたい
という欲求が隠れていることが多いのではないでしょうか。

 

 
摂食障害になったから栄養が不足するのか
栄養が不足するから摂食行動に異常をきたすのか
定かではありませんが

どちらもあるのではないかと思います
推測ですが・・・

 

 
摂食障害といわれる方に採血をさせていただいて

貯蔵鉄の極度の不足、貧血、
血糖値の異常(主に低血糖)、肝機能などの酵素の不足、
コレステロールや中性脂肪の異常(低値のことが多い)、
などがみられます。

栄養状態も、原因の一つであるかもしれません。

 

 

 

 

たくさん食べてしまうことが避けられないなら

せめて その食べるものを
具だくさんのスープとか お鍋 サラダ(好きなドレッシングで)
お魚やお肉、お豆腐などなど
そういったものでお腹を満たして、

それでも足りなかったら

どうしても食べたいものを食べる
という方法もありと思います。

 
メンタルのケア、
腸内環境のケア
身体を邪魔するものを ひとつひとつ 除去できれば。

 

時間がかかることも多いです。

でも栄養の補給で
脳や体が変わり 考えが変わることもあります。

 

苦しみすぎないで
食べることの楽しさを、思い出してほしいと思います。

 

 

 

 

 

今日の下野新聞に載っていた記事です。

 

IMG_2223

 

できれば 行きたいと思います。

相田みつをさん。

 

 

ではまた。

 

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