こんにちは。
昨日は 今までの講演活動(大げさな・・・)のなかで
初体験の 「お話を聞いてくださる方が全員男性」という状況で
お話しする機会をいただきました。
女性のからだと精神についてばかり語る癖があったので
お話いただいたとき、あせってしまったのですが。
男性はどういうお話がお好みなのか見当もつかず
でも何事も経験・・・ということで
「脳と食べ物」の題で、低血糖のこと、高血糖のこと、
人の感情は食べ物や環境でどこまで変えられるか。
基本は消化管の消化と腸内細菌、乳酸菌、
肝臓での栄養の貯蔵・合成・解毒・・・
という話を中心にしました。が
これまた話があちこちいくのもいつものことで
どんどんそれて 低血糖と女性と生理前の感情。の話もしてみたら
そこが一番食いつきが良かったようです。
殿方は、理解に苦しむようですね。
いつも穏やかな奥様や彼女さんが
生理前になると とげとげしい言い方になったり、だるくて横になってばかりとか
ちょっと会合で遅くなるとすごく嫌味言われるとか
(過去に聞いてきた 一般論の統括ですが)。
それを、「さわらぬ神に・・・」で 流すのもよろしいかもしれませんが
もし、食べ物や食べ方で改善の余地があるならば
日々の生活で改善できるのであれば・・・
お試しになってみてはいかがでしょうか。
たとえば奥様が生理前に気分の変動があるという方の
朝ごはんを聞きましたら「チョコレートとコーヒー」とのことでした。
一生チョコを食べるなとは申しませんが
朝、それだけですか。朝空腹時にチョコレートは
他の栄養不足になるだけでなく、
チョコによる高血糖、その後の高インスリン(血糖を下げる)、そして低血糖となり
低血糖症は、大脳の中枢をまもるために、感情を指令している部分にいきわたらなくなるので
理性や感情などが乱れてしまうのです。眠気が出たりもします。
そして大脳が低血糖ではいけません!という指令を身体のあちこちに出すので
副腎から 血糖を上げるべく アドレナリンの放出がおこるので
カーーっとする人もいれば、動悸や不安感がでてしまうのです。
それに加えて生理前は リラックス系のホルモンが減りやすくなっています。
女性ホルモンのバランスです。
そういう理由だけでもイライラするのに
患者さんにも多くみられますが
そもそもホルモンを作る原料のコレステロールが低い方や
カルシウムや亜鉛や鉄、ビタミンなどがもともと低い方が増えているのです。
自律神経のバランスも崩すでしょう。
生理前にいらいらしてしまうのも 理由があるのです。
そして、毎月のあの出血。
女性は鉄不足が当然ありますから、だるい、めまい、みみなり、頭痛を起こしやすいのです。
鉄不足だけでもうつっぽくなりますし。
そういうリスクを持った女性が 妊娠や出産もして
仕事もバリバリしなければならないとしたら
相当量の栄養を補充しないとならないのです。
女もつらいよ って感じですが、まぁでも
性差は仕方のないことです。
いいこともありますよ。(多分)
ですから 周囲が生理前女性にやさしくしてあげるのも大切ですが
食べ物のことなども アドバイスしてあげてくださいね
と昨日も お伝えしました。
鉄と蛋白源になるお肉も食べた方がいいし
過剰な糖質は生理前だけでも減らして
朝は味噌汁に納豆や豆腐 という 蛋白も亜鉛もイソフラボンもとれる
最高の伝統食があります。
ぬかづけもあったらいいですねえ 乳酸菌もいっぱい。
お腹にいいですよね。お腹をよくすれば栄養の吸収消化に役立ちましょう。
生理なんぞ やっかいな!と思うものですが
勉強するたび、その意味を知るたび、あるならあったほうがいいし
せっかくあるなら デトックスを高めようという気持ちで
良いおつきあいをしてほしいと思います。
月に一回×約40年 つきあうわけですから。
聞いた話ですし納得したのですが
きちんとおトイレに行ったときにだけ経血をだせるのが
本来の女性の姿・骨盤のようです。
骨盤のゆがみがあって 骨盤底筋群がゆるむと
ナプキンに多く出てしまうわけです。
貧血にはくれぐれも注意して、
女性の皆さん生理とうまくお付き合いください。
ではまた。
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