アレルギー

こんにちは。
いまさらですが
私は独協医科大学病院の呼吸器アレルギー内科出身です。
お世話になった教授が 今年退官されます。
仕事熱心で、でもとても面白い先生でした。
国家試験後は数年大学または派遣で
どこかに所属して修行をするのがドクターとしては普通なのですが
私は 当時不妊症といわれてしまい 散々悩んだ挙句
治療をしてみたいと申しあげたところ 2年終了後
医局退職を許してくださった、心ひろい先生でした。
そんな早くやめてしまって 医局の先生方にも
本当に申し訳なく思っています。いまさらですが。
その後、アレルギーを専門といいつつ 親の醫院を手伝い
開業のなかで いろいろな症例をみました。
もちろん、多かったのは喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症で
そして父が消化器外科と整形外科だったので・・・
いろいろ診察しました。肝炎、アル中、過換気、
のこぎりで手を切った方の
神経が見えてたこととか(もちろん専門の先生をご紹介しましたが)
 
そして姉と私で手伝う比率が増えて、女性の患者さんが増えていくと
そして出会った壁、女性=妊娠と授乳です。
もちろん薬全般が妊娠にだめということではないのです
ま、できれば減らしたいですよね。
もちろん妊婦さん以外でも。
必ず「処方することと しないことのメリット デメリットを考え
患者さんとよく相談して 決断を下す」ことが必要です。
他の先生ならくれるのに!と言われて 悩んだこともありましたし・・・
症状がつらければ処方はもちろんしますが
なんとかして 体質は変えられないのだろうかと考えました。
そしてもう一つは、年々?若い女性たちに 心身症、うつ、不眠の比率が増えていき
妊娠すればほとんどがその精神症状が悪化し
薬が切れない。薬が効かなくなる。
中には妊娠をあきらめる人も。
それがなんとも腑におちず。。。
別の例では 無事生んだはいいが さらにメンタルが悪化し
望んだはずの育児にまったく希望が持てないとか(自分も含めて)。
それで、以前にも申し上げた
オーソモレキュラーとの出会いに つながっていくわけです。
そういった 心のトラブルももちろんですが
『アレルギー』 これも 栄養状態、ストレスが関与しています。
 
いまさらですが低血糖、栄養欠損の勉強をしていて
アレルギーこそ 栄養療法の理解が必要ではないでしょうか。
そして アレルギーの治療が 精神治療と連動するのです。
アレルギー体質がある =副腎のコルチゾールが使われて不足
=コルチゾールが不足すると 血糖調節が乱れ 低血糖症状の悪化
ストレスでも 副腎へ負担
↑  ↓
アレルギーの悪化
 
という 負の連鎖に。
つまり アレルギーがあると 副腎は疲労しやすいし 低血糖も起こしやすい。
ストレスも、そのからくりに関与します。
ストレスが副腎機能を抑制し、またストレスは自律神経にも作用します。
たとえば気管支も自律神経支配ですから
ストレスがかかると喘息発作が出やすくなるのはそのせいです。
花粉症などのアレルギーがある方は血糖バランスを崩しやすいし
血糖値が保てない人は花粉などのアレルギーになりやすい・・・
ということが起こり得るわけです。
ストレスが増えたり、過労、不眠などでも 花粉症は悪化すると。。。
そういう体質の方が 高糖質な食事ばかりしていると
そもそも栄養の偏りがあるうえ
糖質過剰によってビタミンの消費や
高インスリン血症によって 亜鉛の不足に陥り
ますますアレルギー鼻炎や、皮膚のトラブル、脱毛などにつながっていくわけです。
そして多くの場合、それらの栄養の不足は 脳にも影響するので
だるい、悲しい、辛い という ブルーな妊婦さんになっていく・・・
今思えば、いろんなことが つながってきた。ということですが。
アレルギーと精神が関与するということ。
ですから たとえばアメリカ発祥の「マイヤーズカクテル」という
ビタミンミネラルの点滴が
「喘息」「風邪」「皮膚症状」「うつ」 という
一見皆さんからみると 関連がなさそうなこういう いろいろな症状に
効果が出るわけです。
ステロイドと 副腎と 栄養、ストレスの関係です。
 
 
ホルモンの材料になる蛋白質の摂取、
亜鉛やその他の栄養が必要になりますし
アレルギー体質の方は 腸管が乱れていることが多いので
乳酸菌の摂取もぜひ。
そして、普段から 腸管を荒らすような薬の乱用は
避けた方が望ましいです。(必要な時はもちろん飲んでくださいね。)
 
 
 
ではまた。
これ 読み飛ばさないで読んでくださったとしたら
本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとうございます。
 
 

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