わたし おかしくなった・・・

こんにちは。

クリスマスもすぎてしまい、いよいよ年末ですね。

今年も、多くの「なんだかよくわからない不調」という方と出会いました。

色々調べてもらったけどどこも悪くない、でも異常なだるさと不安感と
急にキレる、疲れる・・・

「私、前とは違うんです、なんだか頭がおかしくなってしまったみたいで」 とおっしゃる患者さんは珍しくありません。

考えがまとまらない、気分が急に変わる、変な考えが浮かぶ・・・

栄養欠損でも起こりうることです。

 

環境のストレス、多忙、食事の偏り、睡眠不足、それらによって乱れる自律神経、そして消化管の不調をきたしますます栄養状態が悪化しますと、脳内のトラブルも引き起こします。

頭がおかしいのではないです、頭(脳)に必要な栄養が足りないことが原因のことも多いですよ。

ま、そもそも脳の働きがうなくいかないこと(不安やパニック、うつ、幻覚)などのことを頭がおかしいと表現するならば、人間だれしも辛いことやせつないことはありますから、脳(気持ち)が混乱するときは頭がおかしい?ということになってしまいます。
頭がおかしいって なんか冷たい表現な気がするので、私は患者さんに「頭(脳)や、全身がお疲れなんですよ」とお伝えします。

しつこいようですが
頭がおかしいのではなくて、栄養状態、自律神経、ホルモンなどのバランスが崩れているからです。

 

脳(気持ち)の異常は出産をきっかけに発症することも多いと思います。

栄養をお腹の胎児に与え、生まれた後は育児で疲労し、食事も睡眠もおろそかになりがちだからです。
なかなかに過酷な、延々と続く肉体と精神の修業が妊娠出産育児です。

 

料理、あれもこれもできないのが育児中です。わかっております。できませんよね・・・
でも何かできることをやってほしいです。
のちのちの自分の体調のために。

無添加ダシなどで簡単にスープを作る、
フライパンでお肉やお魚を単に焼くだけ、
納豆と豆腐を混ぜてお醤油と亜麻仁油をかける
ナッツやゆで卵を買ってくる、などでもいいので蛋白質や脂質を食べることをお勧めいたします。
シャケやシラスなどの具が入ったおにぎりを小さめに作っておくとか。

あと、野菜などをとるためにトマトにマヨネーズ(無添加のものがあればなお良し)か、塩と亜麻仁油でもいいですね、
あとはきゅうりにお味噌とか、キャベツにポン酢とか。

もちろん、何の食材もそればかり食べ続けるのはあまり良くないので、ローテーションできるのが理想ですけれど、本当に体がきつくてどうにもならない時は臨機応変に、家にあるものを工夫して摂取すればいいと思います。

ですから、「家にあるもの」がお菓子やポテトチップ、菓子パンばかりにならないようにすることが大切です。

コツとしては買いだめするとき、もしくは誰かに食料を買ってきていただくときに「糖質ばかりでなく、蛋白質になるものもお願いします、できれば簡単に食べられるものであんまり添加物が入っていないもの・・・」ということに気を付けることだと思います。

 

 

私が大学勤務を終えて父と姉の開業を手伝いだしたのが約20年前です。
当時の醫院には血圧や糖尿病などの慢性疾患だけでなく、だるい、眠い、うつっぽい、朝がつらい、背中が痛い、朝吐いてしまう、心臓がわしづかみにされたような痛み、過換気・・・などの症状を訴える方も結構来院されていました。

その患者さんの主訴を「除外診断」するために、色々な検査をしていただきました。

心電図、エコー、MRI、血糖負荷試験・・・ そして血糖値が50くらいになる方もいて
当時は「インスリノーマ」などが原因か?と大学病院に精査をお願いして・・・ということを繰り返していました。

ほとんどのケースで、異常なし。

今カルテを見直すと「栄養足りない~」という採血結果です。

 

自分もその栄養不足の道を驀進し γ-GTPが「3」まで低かったことも何度もネタにしていますが

↑ なんの自慢にもなりませんが、栄養療法をやっている方からすると「うぇっ」と言われるほどの低栄養です。
診療中に急に息苦しくなって抗不安薬を飲んだりしていました。

そういえば、今も一緒に働いている私の片腕のスタッフ(ほぼ同世代)も、同じ年に出産して
胸がざわざわするだのなんだの、不調を訴えていたっけ・・・

 

もちろん私は病んでいたので、いろんな学会に行く元気もなく、
仕事中だけは女優のように?ニコニコしていましたが・・・
(と思っていたのは自分だけで、たぶん当時はすぐキレていたので、きつい女医って言われてたのを後から知ってショックでしたが・・・(笑))

仕事以外は電源切れるように辛かったので
家族ともほとんど口をきかないか、いきなりキレてケンカする、休日は寝ている、
あまりの不安を打ち消すために夜は晩酌するというひどい生活でした(すみません)。
子供の面倒もろくにみれないので、子供に嫌われ、子供の栄養も多分悪かったので子供もキレてました。
すぐキレる親子。。。

そして、それを見かねて姉えみがいろいろ探して、勉強会に行き、栄養のことを教えてくれたことは何度も申し上げていることです。

あれから20年。

今だったら・・・打つ手がいろいろあるのになぁ~

(一番大切なのは、腸内の環境を整えて、そして食べ物を基本にした栄養素をバランスよく入れること、血糖値を穏やかにすることです。嫌な環境から逃げ出すことも、です。)

でもあの時から自分に必要なビタミンやミネラルのことを「オーソモレキュラー」という医学から学んだことによって、その後のいろいろな試練なども耐えて生き延びられた気がしています。

その当時からのカルテがある、分身のような患者さんと話していて、胸がいっぱいになりました。
今はもう低血糖もなく、ストレスがあってもなんとか流すことができているようで、
なによりです。

病んでいた当時の自分にとっては、同じような症状、辛い気持ちの方と話し合うことも救いでした。
同じような患者さんを診ていらっしゃるDrとの情報交換なども、とても貴重でした。

ぜひ、今辛い方も
自分だけが病んでるわけでもなく、自分が甘えているわけでもなく、たまたまいろいろ重なって発症するということを知って、自分を責めないでください。

栄養療法は、やる内容は人それぞれでも、長くコツコツと継続することが大切と感じます。

ずっと治療をし続けるということではなく、
食べ物や日々の習慣が自分の細胞に影響するということを知って、食事や生活のことを大切にすることを「日常」にしてほしいです。

患者さんによって、同じ栄養欠損でも環境や人間関係によって重症度は異なります。

すご~く長くかかる方もいるし、食事と腸の善玉菌で改善する方もいらっしゃいます。

それでも、私たちの身体は栄養が必要で、そして「嫌なこと」がストレスとなり脳も自律神経も病んでいくということがもっともっと認知され、不必要な薬剤内服が減ることを期待しています。

 

あんまりネットばかり見ているのも体には良くないのですが、
情報を仕入れたい、もしくはネットを見ていないといられない方がいて(不安が強いからでしょう)、よせばいいのに長時間ネット漬けになることもあるようです。

そして、わざわざ記事にかかれている辛辣なコメントを読み漁り、自分のことではないのに傷ついたりして・・・

やむなく検索するのであれば、心折れるようなサイトではなく、
「必要栄養素と料理」「どういう風に、いかに簡単においしいものを食べるか」といったサイトを検索してみると楽しいと思います。

 

 

 

さて

リボン(♂)が昨日1歳になりました!

キリスト様と同じ日に生まれるとは(笑)

まだまだやんちゃですが、ずいぶん落ち着いてきました。

長生きして、ずっと一緒にいてほしいと願っています。

ではまた。

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